その10【「とりビー」などではないビール】

今回は日本のワイン創生の第一人者神谷傳兵衛の「牛久シャトー」を訪問した。

本日の目的は、ワインではなくビールだ。

牛久シャトーでは葡萄(主にメルローを栽培しているようだ。)の栽培から醸造、貯蔵、瓶詰めまで行っている。

 勿論園内には、ビールブリュワリーもある。

ビールの国内出荷は年々減少傾向にある。

しかし、十数年前からアメリカではクラフトビールがブームになりはじめ現在では全ビールの売上の20%を超えているそうだ。

日本でも第3次クラフトビールブームが起きていると言われているが、日本の大手ビールメーカーもクラフトビールの醸造や輸入そしてそれらのプロモーションに力を入れてきている。

何といっても今年4月の酒税法改正で、ビールの定義が変わる。

従来は「麦芽比率67%以上」で、使える副原料は「米・麦・とうもろこし等」

それをビールと呼んだ。

これからは、従来は認められなかったハーブやレモンや様々な原料を使った新たなビールが発売できる。

 

私が印象に残っているクラフトビールと言えば20年前くらいに飲んだ住宅メーカーの東日本ハウスが作った

「銀河高原ビール」。

星野リゾートの星野佳路氏が創業したヤッホーブルーイングの「よなよなエール」だ。

今は、各地に大小様々ブリュワリーがある。

 

 

それでは、「とりビーなどではないビール」を体験しよう!

 

 

 

 

 

 

 

園内のレストランで飲めるクラフトビールは8種類。

左から

エールビールで牛久ホワイト(地元の小麦を使っているそうだ)。

ラガービールでヘレス(英国のワールドビアアワードで1位を取ったビールだ)。

ラガービールの黒ビールデュンケル。

 

味は全く異なる。

 

 

そもそも、高温で醸造する上面発酵のエールと、低温で時間をかけて醸造する下面発酵のラガーでは基本的に味は違う。一般的私たちが黒ビールと言うと「スタウト」と言うが、これはエールの黒ビールで、ラガーの黒ビールはシュバルツと言う。

パネルにも記載してあるが、上面発酵はエール―イーストを使い約20度で5日間発酵させる。そしてフルーティーな味わいになる。

下面発酵はラガーイーストを使い約10度で10日間発酵させる。そしてすっきりした味わいになる。

だから、同じ黒ビールでもエールのスタウトとラガーのデュンケルでは味が違う。黒ビールが好きなのでビヤホールでは良くスタウトを注文するが、デュンケルはすっきりした黒ビールで驚いたが、なるほどラガーの黒なのか!

 

ラガービールのヘレスはのど越しで飲む日本人にはぴったりだ!

牛久ホワイトのフルーティーさも癖になる!

今度来たらIPA(インディア・ペールエール:高アルコール度のエールビール)を飲んでみたい。

 

因みに大手ビールメーカーのクラフトビールの取組の一つをご紹介しよう!

 

【キリンビール】

キリンタップマルシェプロモーションサイトより

https://www.tapmarche.jp/

新開発、1台で4種類のビールを注げる、4タップディスペンサー。

コンパクトな設計、カートリッジ方式を採用し、今までに無かった簡単さで複数のビールを

 

 

取り扱うことができまる。

【アサヒビール】

ビール女子サイトより

https://beergirl.net/asahi-granmild_n/

副原料を使用した高アルコールビール

『アサヒグランマイルド』は、「おいしさの持続性」と「高アルコール」を追求したビールで、次の2つの特許技術を活用して造られた。

■その1. ビールの定義の改正()で使用可能となる副原料を使い、香気をコントロールすることで、主に“もったりとした穀物香”の低減を可能にする技術。

■その2. 原料となる麦芽から“アルコール臭”を抑制する効果のある成分を抽出する技術。

 

この2つの技術を活用することで、柔らかなコクが続く味わいを実現したとのこと。副原料としてレモングラスを使用!